夢を見る
 雄哉のいる場所に向かって歩き、着くと、彼が、


「大丈夫?さっき自販機で買ったアイソトニックウオーターがあるよ。二缶あるから、片方を君にあげる」


 と言い、かなり冷えた缶入りの飲み物を手渡した。


 そして自分の方もプルトップを捻り開け、飲み始める。


 雄哉も暑さでだいぶ体力を奪われたようだった。


 ぐったりしている。


 温度は二十℃代後半ぐらいあるようだった。


 やはり常夏の島だ。
 

 暑さでやられる。


 今、日本は春先だけれど、この島は年中こんな感じのようだった。


 あたしも思う。


 島の住民は大変よねと。
< 803 / 815 >

この作品をシェア

pagetop