完璧な先輩の秘密☆【完】
先輩の口からその言葉を聞けてホッとした。




ホントに先輩はあたしがサキちゃんに似てるから付き合ってる訳じゃないって信じるよ。





「先輩、ごめんなさい」




あたしがそう言うと先輩は人の気配のない公園の中へ入った。





そしてあたしを無言でベンチに座すわらせて抱きしめた。




「俺の事嫌いになったのかと思った」





そう呟いた。




「そんな訳ないじゃなですか」





あたしはずっと先輩が好きだったんだから。





たとえ先輩がサキちゃんが好きでも





たとえ先輩がオタクだろうと





あたしはそれでも先輩が好き。






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