冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
きっと、悪い人じゃない。
裏なんて、ないよ…絶対。そうだよね?
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『今日は一緒に帰れない。ごめんね!』
そう、横田くんにメールを打つと
放課後、
二人で
街に飛び出した。
「佐々木さん、ゲーセン寄ろう!」
「えーー嫌だ。」
「いいから!!」
グイッと手を引かれ、
無理矢理ゲームセンターの中へ入らされれば
騒がしい音が、耳の中を一気に突き抜けた。