冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ



「ざーんねんだなぁー。」


「そうだねー。まっ、ドンマイってことだよ!」



落ち込みすぎてる
佐野くんの背中をポンポンと叩けば


「ははは…だね。」


と、いつも通りの佐野くんに戻っていた。








「ちょっと、座らない?」




「うん。いいよー。」




近くにあったベンチに、二人並んで腰を下ろすと




「…横田くん…。」




いつも、裏庭で並んで座る横田くんを思い出して


ちょっぴり、切なくなった。



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