【短】Black Coffee
■Black Coffee



珈琲の匂いが部屋いっぱいに広がる。
オープンキッチンでコーヒーを淹れる彼はとても絵になる。



折原 拓斗(おりはら たくと)
彼と付き合い始めて約一年が経った。



初めて彼に会ったときは年下のくせに意地悪で生意気で…
こんな奴の思い通りにはならないと誓っていたのに…



気づけば彼に囚われ、彼女という位置にいる。



「白羽(しろは)、砂糖入れる?」



「うん」



私は彼の淹れるコーヒーが好きだ。
気づけば彼のコーヒーの虜になっていた。




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