うさぎの学習


「なぁ~えり~
久美子のわきの匂いって、そんなに臭い?
ウチなぁ、あんまり臭覚がきけへんから、分かれへんねん」


「……横を通った時に、?ちょっと匂うかなって……そう言われればそうかな?って思うけど……そんな特別我慢出来んほど、臭いことはないよ、
せやけど……黒ちゃんが特別に、匂いに敏感な男かもよ?」


「……でな、ワキガは治療で治せるみたいやねん、
店で働いて貰うには、今後の事もあるやろ?ほら……お客に不快な思いさせたらあかんし、それでな、病院に連れて行くのに、久美子に何て話せばいいんかなぁ~と思って……」



「……ううん……難しい問題やなぁ~
あんた、わきが臭いから病院に行かなあかんで……やなんて、面と向かって言われへんし」


ウチとえりは、必死に考えた。



そして……いい案が浮かんだんや。


これなら……久美子は傷つかずに、病院に行ってくれるやろう。


もうすぐ……久美子が退院してくる。




 
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