一生一緒
女の子たちは
隼人のファンだと分かり
現実を知った気がした。
隼人はアイドル。
あたしはただの一般人。
あたしもあの
女の子たちと
一緒な気がした。
でも、あたしは
隼人が好き。
あの女の子たちの
ミーハーな気持ちとは
違う。
あたしは隼人と言う
男の子が好きなんだ。
あたしはそう思い
女の子たちを押しのけ
ビルに入って行った。
後ろで女の子たちの
ブーイングが
激しくなった気がしたが
振り向かないことにした