彼と彼女の場合
「そんなの今別にいいだろ。まあ、明日はデートしてもらえないみたいだから俺行くわ」


そう言って相沢さんは席を立ち、歩いて行ってしまった。


と、いうか…

またデートって…!


「あ、あの…マスター」

「ああ、ごめんね。気にしなくていいから」


……気になるんですけど!!


はあ…。

なんか、ほんとに頭がついていかない。


マスターに続いてカウンターに向かいながらもう一度大きく息を吐いた…。
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