社長の旦那と恋い焦がれの妻(わたし)



『もしや奥様は社長へプレゼントする物を悩んでいるのでしょうか』

「そうなんです。お義母さんにも相談したんですけど。それで串田さんならって思ったのだと…。串田さんはお義母さんから何か聞いてないですか?私に連絡するように言われたんですよね」

『ただ社長が欲しがってるものを奥様に、と言われただけでそれが社長の誕生日プレゼントだとは聞いてません』





もし知っていたらヘリポートや休日なんて言いません、と串田さんは言われ納得する。


ヘリポートも休日も私が拓斗さんにプレゼント出来るようなものではないもんね。





「プレゼントって難しいですよね」

『そうでしょうか』

「串田さんはすぐに思いつけたりしますか?」

『どうなんでしょう。あまりプレゼントについて深く考え事はありませんので』



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