りある♡プリンス



びっくりして振り返ると、そこにいたのは








「っ翔さん!」



そこに立った翔さんは上半身裸で、首にバスタオルをかけている。


前髪からは水滴がしたたっている。





見た瞬間、ぱっと顔を背ける。




ーーーお風呂入ってたんだ……!!



「あああのっ、しっ、失礼しました!」




今すぐにでも部屋を出た方がいいと察知して、あたしはドアノブに手をかけた。





「待てよ」


後ろから翔さんに腕を掴まれた。




そのままぐいっと引き寄せられ、あたしは翔さんに抱え込まれるように抱きしめられた。




「あああのっ?! 翔さん?!」




あたしが叫ぶように言うと、翔さんは耳元で囁いた。





「食事以外は、全部の時間俺といるんだろ?」



うるさいくらいに、早まる鼓動。





翔さんは、今度はあたしをくるりと反転させ、正面に向かせた。




「なぁ、そうだろ? 専属メイドさん」



妖艶に笑う翔さん。




< 30 / 125 >

この作品をシェア

pagetop