西澤さんと文子さん

翌朝


「ふぁ~…」


文子はいつもの自宅の風景で目が覚める。時頃は、午前6時38分。土曜日。目が覚め始めた文子の手に暖かい感覚が広がっていく。


「えっ?」


そこには、昨日と同じ服で、文子に寄り添う様に眠る西澤の姿だった。
文子は、眠る西澤にくっつく様に体を寄せて再び寝った。


数十分後


「…っん?」


西澤がうっすらと目を覚ます。暖かい感覚が西澤の胸元に広がっていく。


「文子さん…?」

(かわいい…)


文子が自分の胸元で眠る姿が西澤にとって幸せだった。

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