西澤さんと文子さん



「そのままでも、文子さんはかわいいです・・・」



そういいながら、西澤に手を引っ張られ、すっぽりと西澤の胸の中に納まった文子。慌てながら「でも・・・これじゃ、外出られないです(泣)」と西澤に伝える。


「そうですね・・・わかりました・・・。」


そういって、文子から少し離れた。


文子のメイクが終わるまでの間、西澤はネットで小説を読んでいた。文子の持っていた鏡にもその横顔が写っている。文子はその横顔にドキッとしながらも慌ててメイクを済ませていく・・・


そして、二人はカフェを出て駅へと向かう。その間も、二人はずっと手をつないで・・・。



< 46 / 254 >

この作品をシェア

pagetop