西澤さんと文子さん

タクシーは、何ごともなく、文子の住むマンションに到着した。
創輔が、文子を抱え、由美子がその横に付き添って声を掛ける。西澤は、文子の荷物を持って彼らの後ろを早歩き。


「西澤さん、バック!」


由美子からそう言われ、西澤は急いでバックを渡した。

そして、数秒後部屋のドアが開いた…


創輔はすぐにベットルームに向かい、文子を横にする。そして、由美子とバトンタッチをして部屋から出る。

西澤は、どきどきしながら部屋に足を踏み入れる。自分の部屋というテリトリーではない別の空間。見たこともない窓の景色。嗅いだことのない香り…


「西澤さん、料理手伝ってもらってもいいですか?」

「は…はい…。」



男二人
肩を並べて料理を作ることになった。

料理未経験の西澤に、プロの創輔。その差は歴然であったことはいうまでもない。

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