Happy birthday





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2月2×日

今日も透真は無気力でした。
いつもより眉間にシワを寄せていた気がします。
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「……いつから学級日誌は透真観察日記に転校(転向)したの?」


有紗の声に、サラサラと滑らせて文字を生み出していたシャーペンの芯が、ポキッと折れた。



「……ははは…つい最近だよ。親の都合だって~。一年が終わるこの時期なのに大変だよね~」



私は誤魔化すように口を滑らせながら、消しゴムでゴシゴシと文字を消す。


そして、『今日も1日、世界は平和でした』と書き直した。


『ウルト●マンかよ!』と有紗がツッコんだのはスルーしよう。




ふーっと溜め息を吐く。



誕生日なのに日直なんてツイてない。






 
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