心の灯り―キミがいてくれたから―
第三章

高校1年生


あぁ・・・最悪・・・。


神様ってなんて意地悪なんだろう・・・。


朝、洗面所で髪をセットしながら出るのはため息ばっかり。


卒業式も入学式もスルーした。


・・・って言うかされた。


そりゃそうだ。


だってあたしが悪いんだもん。


それにしても神様ってマジっているのかな?


このまま何もなく3年間を過ごしたかったのに。


・・・まぁ、こんなことになるなんて予想してなかったし。


あたしの高校3年間は悲しく終わるんだろうな・・・




「澪ー、学校遅れるぞ!」


お父さんの声に「はーい」と返事を返す。






今日から普通授業が始まる。


メイクを確認してカバンを掴んでいざ出陣!!


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