理想の恋愛関係
「仕事って事は、例の相談女も居るって事だからあまり放置しない方がいいんじゃない? しつこく成り過ぎない程度に連絡は取り合った方がいいかも」

「え?」

「……どうしたの?」


私は言葉なく、首を振った。


相談女、吉澤留美の事をすっかり忘れていた。


鈴香の言う通り仕事ならずっと側にいるかもしれないのに。

ランチもディナーも一緒かもしれない。

それに仕事中だって会話のチャンスは有る。


隙をついて優斗君に、プライベートの相談をするかもしれない。


優斗君は彼女の行動が計算されたものとは思って無いようだったし、簡単に騙されてしまいそうだ。


悲劇的な身の上話でもされたら、作り話でもころっと信じて同情してしまうかも。


同情から愛情に変わる事ってよく有ると言うから、絶対に油断出来ない!


今日、優斗君にそれとなく言ってみよう。
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