【完】★☆恋愛パスポート☆★
第11章 新しいパスポート
息を切らしながら、辺りを見ても、和真はどこにもいなかった。

気になって「どこにいるの?」


メールもしたが、返信はなかった。


何かあったのかな・・・・そう心配になりながら、私は電車に乗り、旭丘駅に到着した。

1人で来たのなんて、いつ以来だろう?



私は、改札口を出ると、今度は高校をめがけて走り出した。


すると、途中、後ろ姿でわかった2人の姿、和真、奈優がいた・・・・・


「和真、奈優、おはよう!和真、今日はどうして迎えに来なかったの?」

「おはよう、奈々ちゃん」奈優が言った。

「おはよう、奈々ちゃん、時間、朝とれる?」和真が言った。


「あっ、うん大丈夫。」私は、この時、2人が

「奈々」ではなく・・・「奈々ちゃん」・・・と呼び方が変わったことにドキッとした。
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