【完】★☆恋愛パスポート☆★
「あっ、奈々、言い忘れたが、

この【恋愛パスポート】を持ってる間は、

決して、誰にも話してはいけないよ。いいね。家族にもだよ。」


「あっ、はい。」私はわくわくしながら答えた。


「じゃあ、奈々、次の客が来るから、電車で家まで帰れるかい?」


「うん、大丈夫。おばあちゃん、ありがとう。楽しみ・・・・」

「楽しみなのは、いいが、辛い恋もあるからね、

逃げ出さないようにな。」

「は~い」

そう言って、私は古びたビルから外に出た。
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