【完】★☆恋愛パスポート☆★
次の朝、私はびっくりした。


母親の運転で、学校まで送ってもらおうとして、外へ出たら、

なんと家の入口の壁にもたれた和真先輩が立っていたからだ。


「先輩、来てくれたんですか?奈優先輩に断るように頼んであったんですが・・・・」


「まあ、俺が道路側、歩かせてたのも悪いからさ~」ちょっと責任感じてて・・・


するとお母さんが慌てて外へ出てきた。


「あらっ。」

「おはようございます。2年の伊藤和真です。奈々さん、俺が学校連れて行きますよ。」

「え~奈々、いつの間に・・・」お母さんはびっくりした様子だった。

「じゃあ、お願いしていいかしら、

奈々、ごめん、朝一で、緊急の仕事入っちゃったから・・・」


そういうと、お母さんは車に乗って仕事へ行ってしまった。





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