トキモライ



「これ、昨日から話してる俺の幼なじみ。蜂谷馬鹿歩美」
「…!!馬鹿じゃないしっ!!」

咄嗟にいつもの様な反応をしてしまった。


……恥ずかしい。


「仲良いんだな」
「そうか?」

声、案外低めなんだ。
もっと高いかと思った。


「こいつ、人見知りだから、仲良くしてやってくれ」

上から目線的な感じで、皐月が椎野くんに言った。



< 32 / 86 >

この作品をシェア

pagetop