ばーさす★ぼーい

私はいきなりすぎて
目も閉じれなかった。

むしろ何かを見ていたくなった。

近過ぎて近過ぎて
顔さえ見にくいというのに、

あの素敵な髪の透明具合的な
そんな何かを
見たくなったから…


「………ない。」


僅かに離した口から
彼がなにかを呟く。

唇と唇の間、数cmの距離で。
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