初恋と王子達





「そ、か…有難う御座います、」



無理矢理頬に笑みを浮かべ乍言われた。
…罪悪感。でも好きじゃないのよね、



「メールアドレスとか、交換しよっか…?」

「うん!するっ…」



胸の前に両拳を握り嬉しそうに微笑んだ。
そして慌てて携帯を取り出した…いや、正しくはiPhone。

私はガラケーなのです。いや、iPhoneもあるんだけどね、



「赤外線で良いよね?
送信する」

「全然大丈夫です!」

「…タメ口で良いよ、西沢君」



口調ばらばらなんだもん。







< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop