Last Mission



肩に回された、雪のように白い腕に



少しだけ力が入ったような気がした。








「オレが怖い?」


「…っ」








淡々と質問を投げかけくる有沢と、先ほどからろくに言葉を返せない私。




けど有沢は、そんな私を背後から楽しそうに笑っているだけ。







「まあ、無理もないかな。


実際あの日、オレ本気であんたを殺そうとしてたしね」




「…!?」


な…!







本気で私を、


殺そうとしてた…?





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