Last Mission
そのきめ細かい白い肌も
銀色の髪も赤い目も
どうしても同じ日本人とは到底思えなくて…
「いや
正真正銘、純日本人だよ?」
「え…」
純…日本人…
やっぱり、とは思う。
だけど、
それじゃあ
「どうして…」
髪と目の色が、私たちと違うんだろう…
不思議そうに見つめる自分に、
有沢は微笑みながら微かに顔を傾けた。
その拍子に、
美しい銀色の前髪がサラリと揺れる。
「修羅って…
知ってる?」