Last Mission
-ドサッ!!
なんで…
倒れた出燈の手から拳銃が床を滑る。
自分の視線の先には確かに…肩から血を流した出燈滓羅が倒れていた。
同時にフワリと、自分の体を抱きしめる腕…
手には…血の付いた日本刀が握られていた。
出燈滓羅のときとは全く違う…優しい温もり。
この温もりを…
私は知っている。
すぐ横で一瞬舞った、銀色の髪…
「迎えにきたよ…里緒奈。」
「有沢…」
紛れもない…
それは…有沢の声だった。