紅 × 蒼



理事長の出した答えはただ1つ。





彼女の笑顔を壊すなと。



壊さなければ、それでいいと。




蒼は戻ってこなきゃ行けない。



笑顔とかそんなのどうでもいい。





組のために、父さんのために。




つれもどさないといけないのに。






なんでだろう?





心が躊躇してる。



行っちゃダメだと。



赤信号を出している。




「ほんっと、惨め・・・・」



ぽつり、呟いた言葉は星の綺麗な夜空へと吸い込まれていった。




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