和久井さん、さんじょー

背後に影



無事、梶くんはメンテナンスで直りました。


蘭くんは…まだ目覚めない。

梶くんがこんなことを言ったのです


『…僕、水紀に会って話したよ』


ただそれだけ。その一言。
どうやってかもわからないが…彼は話したらしい。…彼と。



翌日、生徒会室−−…


「おはよう」←杏樹

「おう」←しおん

「おはよぉ」←静

「ぐっもーにんっ♪」←聖羅

「おっはよーっ」←想

「helloー」←椎

「…はよ」←浬

「むにゃむにゃ…」←海斗



そして…

「おはよう…華。」

梶くんだぁ…


「梶くんっ!」


嬉しいあまりに梶くんに抱き着いた。


「わっ」


「「「おぃっ!」」」


皆が驚きの顔に満ち溢れている。


でも今はそんなの関係無し


「梶く、本当よかった…なんか、ごめんね…?」


「謝るのはこっちだよ、華。いろいろ秘密隠してたしね…」


梶くんも…私を抱きしめる力を強くしてくれた。


「梶くん…」


「ね、あのさ…前から思ってたんだけど呼び捨てでいいんだよ?」



「え…?梶?」


ズコッと私以外足を滑らした。


「は、華ちゃん…そーゆー意味じゃないでしょ」


想にツッコミいれられるとは…

前々から感じてたけど、私、想より下なのかも…



「あ、えと和泉、?」


「うん!…なんか僕、華に出会ってからキャラ変わってる気がするんだけど…」


椎が喋る

「あー、言われて見れば!だって家にきたときなんかー俺、君の部屋入場拒否されたもん」


「「「え?」」」


「ん?」


「え、お前ら一緒に住んでんの?」


杏樹と私と想と浬がいっせいにそっぽを向く。

椎にしか質問出来ないように。

…馬鹿椎!


「あ、あはははは…」


あぁ、またばれた。
本当、椎は口軽いんだから…



すると、校内アナウンスが入った。

「大至急、和久井華さん和久井華さん、職員室に来て下さい」


「行ってくるね」


生徒会室を後にした。

ああ、あの長い階段を降りて職員室まで…本当面倒


階段嫌い…

「はやく降りちゃお」


足ばやに階段を降りてゆく。

すると…


「きゃぁっ」


後ろから誰かに押された!?


ドサッと階段から転げ落ちた。
意識が…なくなって…
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