好きって言うまで離さねぇ。

✿いっしょに寝ろよ -冬哉Side-




侑梨の家に泊まるなんてほんとにいいのだろうか……


豊橋家の大きな門の前で考える。



ゴールデンウィーク初日の朝。


すでに豊橋家の前にいるから、今さら引き返せねぇけど。



今日から4日間も泊まると聞いたが……


いろいろと苦労しそうだ…



俺がこんなことを思ってるなんて知りもしないだろうな、侑梨は…



「冬哉…?いつまでそこに立ってるの?」


大きな門が自動で開くと、侑梨が表へ出てきた。



< 120 / 359 >

この作品をシェア

pagetop