好きって言うまで離さねぇ。



恥ずかしそうに、きょろきょろと視線を泳がせたあと決意したように頷いた。



「……い、いいよ…?」


俯きがちにそう言った侑梨。


いいよってまさか、抱き枕が?



「……マジで?」


驚きすぎてこれしか言えねぇよ。


だって正直、オッケーしてもらえると思ってなかった。


侑梨はこくんとたてに頷く。



「よっしゃあー!」


マジかよ……ほんとにいいんだな?


俺は嬉しくなって、侑梨に抱きついた。



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