好きって言うまで離さねぇ。



「………」


頬杖をついて窓の外へ目を向けて考える。


俺は侑梨に変えられたのか……?



「こんな冬哉見れるなんてな。侑梨ちゃんにお礼でも言いてぇよ」


意地の悪い笑顔でにや、と笑ってきた皐。



「お前だけは侑梨に会うな」


皐は侑梨に変なことを吹き込みそうだし。



「……はいはい」



< 197 / 359 >

この作品をシェア

pagetop