死神の見習い
その日から毎日俺は慎也が1人の時に訪ねた

最期の時の話はもうしてない

毎日会いに行って暑いと文句を言えば、死んでいるのに暑いのか?と笑われた

それでも暑いもんは暑い、と言い切ると暑いならローブを脱げと言われた

お手伝いだからタキシードの配給はないと言ってやった


「じゃあ何着てるの?」

<死んだ時の服や。せやから俺は真っ裸や>

「ブフッ!!変態だ!!」

<アホ。しゃあないやろ!!>


くだらない話で笑い合った



日に日に衰弱する慎也

それでもいつも笑っとった
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