オオカミとお姫様
それから数日が経った日の事。

俺は毎日ほぼ休まずに登校していた。
少しずつだが、クラスメイトと話すようになった。
俺の中では大きな進歩だ。
まぁ相変わらず詩音のそばにべったりだけど。

「玲央!今日、放課後部活があるんだけど、行ってみないか?」

真島に話しかけられた。
最近1番仲良い奴だ。

「部活…。何部?」

「サッカー部なんだけど…」

サッカーか。懐かしいな。

「サッカーかぁ…やってもいいよ」

「そっか!絶対だからな!!」

真島がすげー嬉しそうに言った。
そんなに嬉しくなるものか?

「サッカーかぁ…」

好きだったスポーツだった。
親に辞めさせられたけど。
やっても将来に意味はないとかなんとか。
あの時はすげー干渉してきたくせに。
…まぁいい。
久しぶりに楽しいサッカーができるんだから。
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