アンラッキーなあたし
ゼブラ柄のカバーがかけられた布団にもぐりこみ、あたしは大きくため息をついた。そして、数ヶ月前までここに暮らしていた千葉のモトカノのことを考えた。

モトカノと千葉はここで何度も抱き合ったのだろう。家事もできない、ワガママで金遣いの荒い、浮気性の女。アニマル好きのワイルド・ガール。

そんな彼女を今でも思い続けている千葉を可愛そうに思うと同時に、やっぱり、女の価値は美しさで決まるのだとつくづく思う。

外見さえよければたいがいのことは許されてしまう。これが、現実なのだ。

あたしも綺麗に生まれていれば、人生もっと楽しかっただろうにと落ち込まずにはいられない。
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