携帯小説~誰かのための予言~
お弁当箱をバンダナで包み、アサコと二人立ち上がる。
「あとは、ヒトシさんだね。本当は誰だかわかれば教えてあげれるのに」
「でもハナ。ヒトシさんの予言てさ、逃げられないって書いてあるじゃない。そしたらあえて教えないほうが親切かも。だって、読んだら絶対気分悪くなると思うよ」
そうだ。
確かにヒトシさんの予言は、今までよりエスカレートしている。
でも、逃げられない…なんて、どういうこと?
さっきまで昼休みを思い思いに楽しんでいた生徒たちは校舎に飲み込まれていった。
誰もいないグラウンドでは土ほこりが舞い上がる。
そしてそこにいないはずの誰かが、二人の背中を見送っていた。
――二人はまだ気づいていない。
「あとは、ヒトシさんだね。本当は誰だかわかれば教えてあげれるのに」
「でもハナ。ヒトシさんの予言てさ、逃げられないって書いてあるじゃない。そしたらあえて教えないほうが親切かも。だって、読んだら絶対気分悪くなると思うよ」
そうだ。
確かにヒトシさんの予言は、今までよりエスカレートしている。
でも、逃げられない…なんて、どういうこと?
さっきまで昼休みを思い思いに楽しんでいた生徒たちは校舎に飲み込まれていった。
誰もいないグラウンドでは土ほこりが舞い上がる。
そしてそこにいないはずの誰かが、二人の背中を見送っていた。
――二人はまだ気づいていない。