無愛想な彼に恋しました


「お願いするけど…どこで勉強するの?」


「ここで出来る」


そう言って荒城君が私の隣に座る。


「え、ここで!?」


電車の中で肩の触れる距離で勉強だなんて…。


ドキドキするのは私だけ?


「ここで。さっさとしないと間に合わなくなるよ」


早速かと言うかのように教科書を取り出す。



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