無愛想な彼に恋しました


「っ!?」


あまりにもとっさの事で振り払う事が出来なかった。


「せ、先輩?」


「図書室まで付き合ってよ」


そう言って私がさっき指した方へと歩いて行く。


手を握られているため、もちろん私も。


「え、ちょ!先輩!」


何て勝手な人なの!?


私はまだ、頷いてもいないのに。


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