僕らのシェアハウス

平日♢-真優香-


今日もこの
梅丘高校に通っている。

今の気持ちを一言で表すと
「だるい」

眩しすぎる太陽がギラギラ照りつけるお昼前。
嫌な予感がします。

「真優香~」
何ですかよ~!もう!晴斗の野郎。

「優人が高熱で倒れたんだって!だから先生が真優香を呼んでこいって」
寄りによって何で私?やっぱりヤケに晴れてる日は嫌だ。
あっ…先生の所へ行かなくちゃ

「森岡さん。優人さんをよろしくお願いします。」

「よろしくって何をですか?」

「何をって、連れて帰ってください。」
「はぇー…」

「すみませんね。コレしか今方法がなくて」

まじかよ。
何もやる気無くした。しょうがない。
「おぶるしか無いわよね」

はい?無いわよねってじゃお前がおぶれよ!!んな事を思いつつ家の前。
ゲホゲホ状態の私の前にいたのは
「晴斗!」
「お疲れ。ありがとう~!どうする?」
は、は晴斗さん?お疲れとは何すか?
「医者連れて行くしかないでしょ!?」

当たり前な事を聞くな。もう体力無いんです!
クソ野郎。本当自己中!

「タクシー」
へたれた声で呼び止めた晴斗さん。「さん」はいらないか。こっちの方がヘトヘトです!


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