僕らの恋は…
第1章 いつもの…


「おはよー。」


バタバタとうるさい足音が廊下に響く。


「あぁ〜。」


私は、面倒くさくて軽くうけながす。


「あっ、おはよっ!瑞葵くん。ほら、歩も返してあげなよ。」


「おはよー、ちひろん。ちひろんのいうとおりっ!せっかく挨拶してあげてるのに。」


なぜ、うえからなんだぁ?


「はいはい、わかりましたよー。おはようございますぅ〜。」


あ〜、もうむかつくなぁ、朝から。


さっきから、朝だというのに、語尾を伸ばしながら話しかけてくるのは、
幼なじみで、腐れ縁の、
藤野 瑞葵(とうの みずき)


普段は、いいやつなんだけどなぁ。



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