君に逢いたくて~最後の手紙~
裏切り
病院に行った日から1週間が経ち、
8月に入った。
でもまだ、隼人に伝えられずにいる。
隼人んちに行った日以来、
隼人とは会っていない。
そんなある日、
美夏が家にやって来た。
「梨衣奈さ、隼人君にまだ言って
ないでしょ?」
今は美夏と私の部屋にいる。
「うん」
「早く言った方がいいと思うな」
分かってる。
分かってるけど…
「なんか、怖いんだ…」
美夏は微笑みながら言った。
「分かるよ。その気持ち。
でもね、大丈夫だから。ね?」
そうかな…?
最初はそう思ったけど、
美夏の力強い目を見て私は今日、
隼人に伝えに行くことに決めた。
「分かった。言ってくるよ」
「うん。いってらっしゃい!
ここで待ってるからね」
美夏のその言葉を聞いて、
私は自分の家を出た。
8月に入った。
でもまだ、隼人に伝えられずにいる。
隼人んちに行った日以来、
隼人とは会っていない。
そんなある日、
美夏が家にやって来た。
「梨衣奈さ、隼人君にまだ言って
ないでしょ?」
今は美夏と私の部屋にいる。
「うん」
「早く言った方がいいと思うな」
分かってる。
分かってるけど…
「なんか、怖いんだ…」
美夏は微笑みながら言った。
「分かるよ。その気持ち。
でもね、大丈夫だから。ね?」
そうかな…?
最初はそう思ったけど、
美夏の力強い目を見て私は今日、
隼人に伝えに行くことに決めた。
「分かった。言ってくるよ」
「うん。いってらっしゃい!
ここで待ってるからね」
美夏のその言葉を聞いて、
私は自分の家を出た。