君に逢いたくて~最後の手紙~

天国の君へ

家に着いてすぐ、
私は優斗に手紙の返事を
書くことにした。



《優斗へ

手紙…読んだよ。

ありがとうね……。

あんまり優斗から手紙貰ったこと
ないから、すごく嬉しかった。

私…、正直まだ頭がついて
いってない…。

まだ完全には信じることはできてないの。


どこかで…あなたはまだ生きていると
信じてる自分がいるんだ…。


でもね……、あなたはもういない。


それは、辛いけど…現実…。

だから私は…いつかは受け入れられる
ように頑張るよ……。


これからも、ちゃんと生きようと思う。


優斗には、たくさん泣かされました。

でもね…その倍は、笑えたと思うの…。


私も大好きだからね。

優斗のその優しい笑顔が…。

その温かさが…。


また逢えるよ…きっと。


私はそう信じてる……。


私も…来世でも優斗と幼なじみ
でありたいです。

また、あなたと恋がしたいです。



私……優斗のこと…忘れられる
わけないよ…。


大好きだもん。

あなたはまだ…私の心の中で
生きてるんだもん…。

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