イケメンダンシにご注意を。




もう無理だー・・・

教室にいること約30分
いまだ誰とも話していない。

楽しそうに会話する声が聞こえる・・・



そりゃあ、そうだよねー
同じ中学校だった人いないもん。


ここ丹波高校は
私が通っていた中学校から
だいぶ遠い。


まず、自転車で駅に行き
そっから何駅目かで降りて
高校まで歩くこと20分・・・
やっと門に到着する。


着くまでにもうヘトヘトな私。
体力の無さが実感する。

部活もろくにやってないもんなー
運動と言ったら体育の時間ぐらいだし・・・



なので教室に入ったら
自分の席を探しすぐ腰をおろした。
そのまま疲れた体を休めるため、
うつぶせの状態で少し寝たわけで・・・


案の定孤立!!


初日から慣れない教室で
寝る私も馬鹿だわ。


しかも席が一番後ろの窓側で
目立たない席・・・

もしかして先生にまで気づかれないのでは・・・

そんな悲しい高校生活なんて嫌あああああ!!



「ねぇ、あなた大丈夫?」


突然前から声がした。



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