恋文ポスト
それから何回だろう――、
私は賢一さんと手紙を交わした。
最初は不気味だったのに
今は手紙が来ると少し嬉しくなる。
賢一さんはとっても穏やかで、
この人が私の曾おじいちゃんなんだって
思うとなんだか誇らしかった。
でも手紙の事を誰かに話そうとすると、
口が動かなくなる。
だから誰かに話そうとするのは、もうやめた。
………桜子おばあちゃんには伝えたいんだけどな。
そんなある日賢一さんから
いつものように返事が来た。