【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





ネクタイを緩めながら、楽し気な母さん
に苦笑いをして、ふと、あるものに気付
く。



リビングの隅に設置された棚の上に置か
れた、一つの写真立て──。



そこに写った幼い少年は、とても大人び
た表情を浮かべていた。



まるで、もう、笑うことなどないんじゃ
ないのかというくらいに───。









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