【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
わざとらしく視線を逸らす健二さん。
……。
「~~~~っ!!」
私は声にならない叫び声をあげながら、
衝動的に、ぐいん、と、千枝ちゃんや健
二さんの居る方とは真逆へと身体ごとひ
ねった。
え、待って。
和馬君、だって言ってたよね?二人とも
、夕方まで帰ってこないって言ってたよ
ね?
まだ十時なんですが。
それとも市原家では、朝の十時はすでに
夕方の領域なんだろうか……ってそんな
わけない!
「……なんでいんの」
はあ、とため息をつきながら私の上から
退いた和馬君は、面倒そうに千枝ちゃん
にそう言った。