危険な撮影会

そのまま薄い唇に塞がれて、滑り込んだ舌が口内で這う。

逃げていた舌は絡め取られ、いつしか蓮さんのことを忘れて先輩を求めていく。


好き、……愛してる。

撮影も忘れて、先輩に夢中になる。


傷付けられても構わない。

私はやっぱり、先輩に溺れたい。

どんなに最低と言われても、この気持ちを偽ることなんて出来ないのだから——。

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