続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
餌……!?


レナちゃんがそう言い終わるのとほぼ同時に

いきなり複数のヤンキーがゾロゾロとあらわれ
あたしの両腕をガシッとつかまえた。



「きゃあ!!ちょっ、なに!?」


「うっせークソ女、だまれ!」



赤髪の男と同じ他校の白い制服を着たヤンキーたちは、あたしの頬をバシっと叩く。



「っいた……」


「静かにしねーともっと痛いぜ?」


「うぅ…」



痛みに顔をしかめながらも掴まれた腕を剥がそうとするけど、女のあたしの力じゃビクともしない。


あたしはヤンキーたちに拘束されながらレナちゃんの方を見る。




「レナちゃん、なんで?どうしてこんなこと……あたし達、友達だったよね?」




だけど、レナちゃんの表情は氷のように動かない。




「何言ってんの。あんたに近づいたのは最初からただの計画だし」


「レナちゃ……」




レナちゃんはプイっと横を向くと、
そのまま赤髪の男と話し出した。
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