なんで俺じゃあかんねん

「それで、一人でゲームしてて寝坊か?」

三木が話を本題にもどす。

「いや、一人じゃないって。」

もしそうやったら、めっちゃアホやん。

「え!?誰かとしてたん?女か?!女か!」

いや、一応・・・・女やけど。

「坂井くん、彼女できたん?」

「うそ!ハル、できたん?」

横山さんと斉藤も俺につめよる。

リキトだけは、なにも言わなかった。


「いや、ちゃうって・・・・

女は女やけど、姉ちゃんやから。」

「あ~~!!」

斉藤は、妙に納得したようだが、

「坂井くん、お姉さんおるん?」

「知らんかったわ・・・・。」

横山さんと三木は、また驚いていた。

「うん、まあ。」

「ハル、姉ちゃんと仲ええねんなあ。

まえ、ファミレスで会ったときは、仲悪いんかと思ったけど。」

「いや、別に良いわけでもないけど。

あっち、俺のことめっちゃ嫌いやし。」

なんか・・・・自分で言って傷つくな。

まあ、実際ホンマのことやし、しょうがないけど。


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