なんで俺じゃあかんねん

「葵・・・。」

呼びかけて顔を覗き込む。



この想いは許されない。

わかってるけど、とめられない。



だから、一緒に。


「俺は、葵じゃないとあかんねん。」



大好きな

たった一人の女の子。


これからは弟じゃない。

一人の男として守っていくから。



真っ赤な顔で

俺を見上げる葵に


そっと誓いの、キスをした。





~Fin~



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