【完】終わらないﾗﾌﾞｽﾄｰﾘｰ

「あっ！！もうこんな時間じゃん！！遅刻だけは避けたいからもう行くね！」


「茉莉亜ご飯は？食べていかないの？」


「だって…」


「だってじゃないわ。ほら、おにぎり持っていきなさい。こんなことだろうって思って作っておいたの」


「ありがとお母さん！大好き！じゃいってきます」



お母さんからもらったおにぎりを手に
私は家を飛び出した。


楽しみだった高校生活がようやく始まる。




私が通う高校は
私立天照高等学校。


都内でも有名な進学校。

頭もよくて、スポーツもできる文武両道な生徒が多いってよく聞いてる。



こんな高校に入れたのは
お兄ちゃんが尽きっきりで勉強を教えてくれたから。