【完】終わらないラブストーリー
木下君のことがあってから数か月。
世間は暑い太陽に包まれていた。
「あっつー!!」
私と美紀は下敷きでお互いを仰いでいた。
制服も夏服へと変わり、世間がお祭りムードになるこの季節。
「茉莉亜ー。夏休みに花火大会あるじゃん?あれ一緒に行こうよー」
「ああ、そういえばもうすぐ夏休みだね」
「なんとかテスト乗り切ればね!」
一応この前のテストは赤点ありませんでした。
数学がギリギリだったけど。
でもまたすぐ次のテスト。
いくらなんでも早すぎでしょ。
「なんだなんだー!?俺も混ぜろ」
ドキン───。
声を聞くだけで私の心臓は早まった。
「キヨちんじゃーん!何?一緒に花火大会いくー?笑」
美紀は何の気もなしにキヨ先生を花火大会に誘う。
「俺はそのつもりだけどな!お前とまりあちゃんを二人きりにしてたら危ないだろ」
「どういうことそれ!!女同士なんですけど!」
美紀の言葉に私たちは笑いあう。
先生と目が合い、慌てて目をそらした。